How To Set Up A Multi-Guest Live Stream With TVU Partyline-TVU Partylineでのマルチゲストライブストリーム設定方法
新型コロナの影響で、ビデオコミュニケーションによる働き方に焦点が当てられました。 ソーシャルディスタンスや外出自粛により、プロデューサーを助ける新しいツールと技術は従来の一般的な方法を置き換えました。マルチゲストによるニュースインタビュー部門の制作は実に簡単です。 ゲストと主催者は、隣り合わせて座る必要がなく、それぞれの家か個別のスタジオにいるため、感染から身を守ることができます。
エンターテインメント、コーポレートビデオ、政府部門など、普段なら主催者とゲストは近くにいてビデオ制作に参加しなければなりません。
顧客向けソリューション
従来の様な単純なアウトブレークでないことが明らかになり、多くのビデオ製作者は競い合って、別のインタビューのやり方を見つけようとしました。 Zoomや消費者・ビジネス用に開発された他の商品などのソリューションは、とりあえず目前の問題には対処できました。
ただこれらの製品は、放送か非放送用かにかかわらず、プロのビデオ制作用に開発されたものではなかったため、 一般的にビデオ製作者のあらゆるニーズに応えられませんでした。
例えば、ビデオプロデューサーが許容できる範囲内の高品質な映像を、ネット接続が不安定な場合には維持できません。
また、自身の音声をスピーカーから出力しない、いわゆるミックスマイナスと呼ばれる特定の機能もありません。 ミックスマイナスがなければ、会話が非常に難しくなります。 そのほか、一般的なビデオ会議ソリューションは、放送機材とのインターフェースが無く、オンエアに乗せるのが極めて困難です。
プロ用ソリューション
TVU Partylineは、一般のビデオ会議アプリに代わる高性能のビデオ制作ソリューションです。 ビデオ製作者向けに一から開発されたため、消費者アプリにはない多くの機能を備えています。
例えば、ミックスマイナスオーディオのサポート、リモートゲスト間の会話を可能にする超低遅延、最大16人の参加者、バックグラウンドでの映像音声通信やIFBなどの機能。
TVU Partylineには、3つの操作モードがあり、各モードで必要な機能を提供します。 Conference modeでは、自宅やニュースルーム等離れた場所から記者やレポーターと仮想記者会見を簡単に行うことができます。Gallery View modeでは、プロデューサーはスポーツイベントのスタンドに仮想ファンを配置できます。Common Party modeは、マルチゲストのライブストリームインタビューに使用されます。
TVU PartylineのCommon Party Mode使用方法
TVUパーティーラインでマルチゲストライブストリームインタビューを設定するには、TVUネットワークスパーティーラインのウェブページにアクセスし、サインアップ/ログインボタンをクリックします。
TVU Partylineの全てのモードにおいて、主催者と参加者の2つの役割を設定可能です。
マルチゲストのライブストリームインタビューを指揮するビデオプロデューサーは、参加者をインタビューに招待できる主催者になります。 サインアップ/ログインボタンをクリックすれば、会議の開始や参加を決定できるようになります。 主催者は常に会議の主導権を握り、参加者は受動的に参加します。
「会議の開始」ボタンをクリックします。 TVU Networksアカウント登録済みの場合は、「サインイン情報」が表示されます。 そうでない場合は、「アカウントの作成」をクリックしてサインアップを完了してください。 「Robot protector challenge」に記入し、「次へ」ボタンをクリックすると、TVU Partylineに移動します。
デフォルトでは、TVU Partylineに入ると、Common Party modeとなります。 インターフェイスの左上をチェックして、Common Partyが緑色で強調表示され、下線が引かれていることを確認できます。 会議作成は、インターフェイスの下部にある「会議の開始」ボタンをクリックすることから始まります。
「参加設定ウィンドウ」で、マイク、カメラ、スピーカーなど、必要に応じて設定をオンまたはオフにします。 「送信」ボタンをクリックします。
TVU Partylineインターフェースの上部中央には、会議に割り当てられたID番号が表示されます。 「コピー」をクリックすると、ID番号がクリップボードにコピーされます。番号と付随のURLを電子メールまたはテキストメッセージに貼り付けて、Q&A参加者に送信できます。
URLをクリックして会議に参加するように参加者に指示し、ライブインタビューの参加者と時間を調整してください。ちなみに、時差も忘れないでください。 timeanddate.comなど、多くの時差計算ツールが使用可能です。
主催者はセッションリンクをコピーしてあらゆるゲストに送信できるため、非常に簡単に参加ができます。会議が始まる前に、TVU Partylineでビデオフィードバック(VFB)に設定を入力し、右上の白いインターフェイスボタンをクリックして、参加者設定に必要な変更を加えます。 解像度を低めか高めに、トークバックをオンかオフに設定し、 VFB設定を使用して、Q&A参加者に返されるビデオの解像度、 フレームレート、およびビットレートを変更できます。
参加者がURLをクリックすると、TVUAnywhereがダウンロード済みの場合は直接参加できます。 アプリがない場合は、ダウンロードしてください。
コンピューターを使用している場合は、ブラウザーを介して参加する必要や会議の名前を尋ねられることがあるかもしれません。 その場合は、 会議のID番号を入力してください。
インタビュアーを含むQ&Aに参加するあらゆる関係者は、スマートフォン、iPad、コンピューター、カメラが安定し、シーンが明るく、関係者以外の人がショットに入らないような環境を確保する必要があります。
インターフェイスの「+Add Source」ボタンをクリックすると、画面の右側からメニューがスライドします。 そこで、TVU NetworkのTVU One送信機など、前に設定した他のビデオソースを選択できます。
マルチゲストのライブストリームインタビューにTVUPartylineを使用する便利な方法の1つは、TVU Producerと連携することです。 そのためには、まずTVU Producerを使い始めましょう。 (この前のブログはすでにTVU Producerの使用方法について説明しました。)TVU Producerを使用すれば、「+ Add custom video」というTVU ProducerNo.7ビデオスロットにデュアルまたはクアッドボックスを簡単に作成できます。
メインウィンドウプルダウンのTVUPartylineインターフェースから、名前を付けて開始したTVU Producerセッションを見つけて選択します。 (TVU Partyline出力をSDIとしてエンコードして一般的な放送ワークフローに統合する簡単な方法として、TVU ReceiverなどTVU Producer以外の宛先を選択できます。)
メインウィンドウの右側には、 TVU Producer(またはTVU Receiver)の番組出力を表示するPGM(Program Return window)があります。 会議の主催者とインタビューのあらゆる参加者は、番組出力をほぼリアルタイムで確認でき、わずか200ミリ秒の遅延で、参加者間の自然な会話を可能にします。
TVU Partylineの各ビデオソースの下にあるプルダウンで、「スロット」、例えばスロット1、スロット2などを割り当てます。 これにより、様々な参加者がTVU Producerのソーススロットに割り当てられます。 スタートボタンをクリックして、TVU Producerの割り当てられたスロットにビデオを送信できます。 停止するには、「停止」ボタンをクリックします。
Q&Aを主催する製作者は、各ビデオの下にあるマイクとカメラのアイコンをクリックするだけで、参加者のマイクとカメラを制御できます。 デフォルトの名前をクリックし、独自の説明を入力して「加入」を押すことで、各ビデオソースの名前を変更することもできます。
縦の三点アイコンをクリックすると、各ビデオソースをさらに細かく制御できます。 例えば、ポップアップメニューが開き、ビデオソースの全画面表示、ソース名の変更、タグ名の編集、別の会議への移行、番組からビデオソースの削除などができます。
別の会議にアクセスする必要がある場合は、インターフェイスの左上にあるTVUPartylineメニューセレクタをクリックします。 画面の左側にあるプルアウトメニューには、現在参加可能な会議が表示されます。インターフェイスの下部にあるボタンをクリックして、別の会議を開始できます。 X outするだけで、インターフェイスを閉じることができます。
インターフェイスの右上には、TVUPartylineのバージョン番号を示す疑問符、グループチャットやパーソナルチャットルームを有効にするためのチャットバブル、ピクチャーインピクチャーを移動するMove PIPなど他の制御入力もあります。
マルチパーソンのインタビューが終了したら、インターフェイスの上部中央にある「会議の終了」をクリックします。 参加者のデバイスでは、「主催者が会議を終了した」という通知が表示されます。
実際の展開
TVU Partylineは、場所に関係なく、放送局による複数の方とのインタビューに毎日使用されています。 参加者はインターネットに接続できるコンピューター、スマートフォン、iPadなどのデバイスを持っていれば、衛星放送車両やクルーのための時間と費用をかけずに参加できます。
最近の活用例の1つは、ワールドラグビーとパリで開催された2023年ラグビーワールドカップの抽選会です。 TVU Partylineにより、世界中のコーチがリアルタイムでイベントに参加できるようになりました。
もう1つの活用例は、カンザスシティ都市圏にサービスを提供しているHeartTelevision所有のABC系列KMBCです。 2020年の夏、このテレビ局はTVU Partylineを使用して、警察改革の必要性に関する番組を作成しました。
ライブインタビューで相互にやり取りするためのマルチゲストのライブストリームの必要が生じた場合に、TVU Partylineほど優れた、簡単かつ廉価な方法はどこにもありません。