How To Build Your Own Streaming Backpack-あなた専用のストリーミングバックパック製作方法
ストリーミングバックパックは、テレビ局のENGニュース取材を大きく改善しました。 ストリーミングバックパックを使用すれば、米連邦通信委員会(FCC)からのライセンスを必要とする高価なマイクロ波による一対一の伝送に頼らずに、記者はライセンスフリーで携帯回線網に接続できる場所であればどこからでも、ライブ中継やニュース取材に貢献できます。テレビ局にとって、高価な放送中継車に代わるストリーミングバックパックは非常に費用対効果の高い機材です。
しかし、価格に関してはまだ高価だと感じる場合もあるでしょう。 ストリーミングバックパックの場合、 そういう声をよく聞きます。 YouTubeのチャンネルでIRL配信(in-real-life streaming)をしようと考えていプロデューサーは、これらのストリーミングバックパックの値段にも手が届かない場合があります。
ライブ配信はしたいが、放送局ほど予算がないビデオプロデューサーにとっての朗報は、500ドル未満でも専用のストリーミングバックパックを作成することが可能だということです。
500ドルのIRL ストリーミングバックパックの製作方法
アメリカでは大多数の人がすでに携帯電話を持っています。 市場や消費者の専門家であるStatista社は、 今年米国スマートフォンユーザー数を2億8,050万人と推定しています(米国国勢調査局によると、これは18歳以上の人口よりも6,500万人多いです)。
その携帯電話の全てがSamsung Galaxy 9以降やGoogle Pixel Phoneではありませんが、 Statista社が2020年2月から2021年2月にかけて収集した市場シェアデータによると、北米でのSamsungの市場シェアは約25%、Googleの市場シェアは約5%です。 つまり、何千万人もの人々がこれらの携帯電話を所有していると考えられます。
これらの携帯電話の所有者にとって、 ストリーミングバックパックの製作に必要なのは、TVU NetworksのTVU Anywhereモバイルアプリと、HDMI/SDI端子付きカムコーダーに対応した Magewell USB Capture HDMI Gen 2(B&H Photoで299ドル)または Magewell USB Capture SDI Gen 2(同じく299ドル)です。 出力用のUSB 3.0ケーブルが同梱されていますので、 スマートホンに接続するためのUSB-Cアダプター(B&Hで8.99ドル)のみが追加で必要です。
このDIY ストリーミングバックパック以外の追加アイテムは、別個のバックアップバッテリーと充電器 (これらはAmazonで15ドルから50ドルで販売)、それに小型のバックパック(15ドルから75ドル)またはファニーパック(7ドルから35ドル)になります。
スマートフォンだけでは不十分?
レンズ交換や外部マイク入力が可能なカメラは、携帯電話とは比べ物にならないほどの利点があります。 レンズ交換ができなくても、ほとんどのカメラには、撮影コントロール用のさまざまな設定や機能が備わっています。 例えば、手ぶれ補正機能、ハイダイナミックレンジへのサポート、より多くのオーディオ入力などの機能が挙げられます。
ストリーミングバックパックのメリットは数多くあります。 まず、放送局が使用するニュース撮影用のストリーミングバックパックよりもはるかに低価格です。 次に、Galaxy 9以降やGoogle Pixel PhoneをTVU Anywhereと組み合わせることで、携帯電話会社の無線ネットワークとWi-Fiネットワークの2回線をTVU Networks IS+技術でボンディングでき、 HEVCエンコーディングと合わせて、より信頼性の高い、高画質伝送ができます。
さらにビデオカメラを単体で使用することで撮影の自由度が向上し、そして、非常に軽量なので、撮影する際に持ち運びやすいというメリットがあります。
さらなるステップアップ
もう少し上位機種が必要なら、サイズがわずか16 x 8 x 3センチ、重さは200グラムのTVU Networks最小のIPビデオ送信機であるTVU Nanoがお勧めです。 TVU Nanoは、Galaxy 9/Pixel PhoneベースのDIYソリューションと同じくTVU Networks IS+技術を使用して回線ボンディング伝送が可能です。
TVU Nanoは、2.4GHzのWi-FiやUSBアダプター付きのイーサネットなど、最大5つの回線ボンディング伝送をすることができます。 また、Cat6規格の3G/4G/LTEモデム(内蔵2基)、外付けUSBモデム2基、マイクロ波、Kaバンド、Kuバンド、BGANなどの衛星接続にも対応しています。 ビデオとオーディオのエンコーディングは、H.264またはオプションでHEVC H.265を選択できます。
Galaxy/Pixel PhoneとTVU Anywhereのアプローチよりも高価ですが、TVU Nanoベースのストリーミングバックパックは、より多くの接続オプションと、より大きな帯域幅を提供できます。また、放送局が現場からのニュース配信するために使用するストリーミングバックパックよりもはるかに低価格です。
選ぶにあたって
低予算で、外部カメラを使いたくない場合は、スマートフォン上で作動するTVU AnywhereとTVU Producerのライブスイッチングを併用するのが良い方法です。 予算に余裕があり、外部カメラによる柔軟性が必要な場合は、Galaxy/Pixel Phone、TVU Anywhere、Magewell converter boxを使用して、素晴らしいIRL ストリーミングバックパックを製作することもできます。
さらに多くの予算があり、より多様なネットワークを利用して回線ボンディングのレベルを上げたい場合は、TVU Networks Nano 送信機をベースにしたDIY ストリーミングバックパックがおすすめです。 そのトップに立つのは、24時間世界中の放送局で使われているストリーミングバックパックです。
正しいアプローチを選択するには、達成すべきこと、バックパックの使用方法、利用可能な予算をあらかじめ知ることが必要です。 これらの項目が分かれば、どのアプローチがベストかが決まります。 どのレベルでも素晴らしい選択肢が用意されています。