TVU Networks、2023年のトレンドレポートでメディアおよびエンターテインメント業界の現状を報告

クラウドおよびIPベースのライブビデオソリューションの市場リーダーであるTVU Networksは、業界の年次報告書の中で、TVU製品の活用状況の分析結果をレポートしました。今年の主な調査結果には、AI主導の使用がより定期的かつ頻繁に採用されていること、報道ではリモート制作アプリケーションに引き続き依存していること、およびビデオ伝送での5Gの使用がマイルストーンに達したことが挙げられます。

ニュース、エンターテインメント、スポーツイベントにわたるAIベースのTVU Searchの使用状況メトリックに基づくと、2022年にはビデオの取り込みが前年と比べて大幅に増加。2023年も使用が継続しているだけでなく、ユーザーによるTVU Searchに関連する日々のインタラクション数も、過去1年間で1200%と劇的に増加しました。TVU Searchは、ライブビデオコンテンツの取り込みと検出を提供するクラウドネイティブアプリケーションです。高度なAIアルゴリズムと自動化に基づくコンテンツ検索機能を備えており、ユーザーはライブまたはアーカイブのフィードまたはクリップを見つけて、即時に再生、ダウンロード、または配信することができます。

TVU NetworksのPaul Shen最高経営責任者（CEO）は次のように述べました。「TVU Searchの日々の利用が堅調であることは、コンテンツの迅速な識別とクリッピングのためのAIの使用が、ストーリー作成などの日常的な利用の一部として受け入れられるようになっていることを示唆しています。当社は、報道用の関連コンテンツをより迅速に、より簡単に、より効率的に見つける方法を顧客が必要としていることに基づき、AIを使用したTVU Searchを数年前に導入しました。これは現在、ライブ制作向けのクラウドベースのTVUエコシステムの不可欠な部分になっています」

リモート制作用に設計されたツールは、昨年も引き続き放送企業に人気がありました。ニュース、イベント、その他のライブアプリケーションのビデオ報道のためのTVUのクラウドベースのエコシステムは、コンテンツの取得と制作を含む全体的な使用が前年と比べて増加しました。たとえば、TVU Anywhereでは、ライブビデオモバイルアプリのユーザーによるデータスループットに基づいて400%の増加が見られました。TVU Producerでは、クラウドベースのライブ制作用プラットフォームの月間アクティブユーザー数が130%以上増加しました。

Shen氏は「放送事業者がクラウドベースのリモート制作ワークフローに移行するという強い傾向が数年前から見られ、それは2023年を通じて続きました。視聴者のメディア消費習慣は常に変化しているため、スケーラブルで費用対効果が高く、迅速な展開が可能で、使いやすいツールの必要性が、来年に向けて誰もがメディアサプライチェーンに望むもののリストのトップにあります」と語りました。TVU Networksは、ニュース、エンターテインメントメディア、スポーツ、企業、ストリーミング、礼拝所、政府機関など、多数の業界にわたるSaaSおよびクラウドベースのワークフローソリューションを提供する世界有数のプロバイダーです。TVUは、AI、マイクロサービス、自動化主導型テクノロジーの使用を通じて、企業がライブビデオの撮影、制作、配信のエコシステムを通じて、効率的なメタデータとストーリー中心のワークフローを実現できるよう支援します。同社は、メディアサプライチェーンを合理化し収益化するために必要なツールの開発の最前線に立ってきました。TVUは世界中の大手メディア企業の業務に欠かせない役割を果たしており、Technology and Engineering Emmy（R）Awardを受賞しています。

Shen氏は「当社はポータブル伝送バックパックユニットへの投資も継続しています。放送事業者が新しいモバイルネットワークへの依存度を高め始めたことから、初めて、5Gでの当社パックの使用量が4G/LTEのデータ量と使用時間数を上回りました」と付言しました。